求人票のどこを見る?分かることと分からないこと

転職

「求人票のどこを見ればいいのか分からない」

そんなふうに感じたことはありませんか。

・給料と勤務地くらいしか見ていない。
・書いてあることが多すぎて、どこが大事なのか分からない。
・良さそうに見えるけれど、本当のところが分からない。

なぎ
なぎ
私も最初は、給料と通勤時間しか見ていませんでした。

求人票には、たくさんの情報が並んでいます。

求人票から分かることと、分からないことがあります。

この記事では、求人票のどこを見れば何が分かるのか、そして分からない部分をどう埋めるのかを整理していきます。

この記事を読むと、こんなことがわかります。

・求人票を見る前に考えておきたいこと
・求人票から分かること
・求人票から分からないこと
・分からない部分をどうやって埋めるのか

何気なく見ていた求人票の見方が変わり、自分の条件に合う求人を見つけやすくなります。

【この記事を書いている人】
理学療法士歴15年以上。
キャリアアップのための転職と、ライフプランに合わせた転職、2回の経験があります。
この経験を通じて、ライフプランに合わせた職場の選び方を実感してきました。

求人票を見るタイミングはいつ?

結論としては、転職する気がなくても、普段から見ておくのがおすすめです。

普段から見ておくと、こんなメリットがあります。

・知らなかった働き方や職場があると気づける
・今の職場の条件が良いのかどうか、比べられる
・給与や休日の相場が分かる
・いざ動きたくなったときに、すぐ行動できる

求人の情報を知ることで、自分が選べる選択肢を増やすことができます。

この理由については、別の記事で詳しくお話ししています。

求人は、転職する気がない時こそ見ておいた方がいい理由
転職する気がなくても、求人は見ておいた方がいい。2回の転職を経験した理学療法士が、結婚時にあえて転職しなかった判断と、後からパートで求人を探して「知らなかった選択肢」に気づいた体験から、情報収集の大切さをお伝えします。

求人票を見る前に、考えておくこと

いきなり求人票から見始めると、条件の良さそうなところに目が行くだけで終わります。

給料が高い、休みが多い、雰囲気が良さそう…など

どれも魅力的に見えますが、自分にとって何が1番大事なのかが決まっていないと、比べようがありません。

先に考えておきたいのは、この2つです。

・絶対に譲れない条件は何か(優先順位をつける)
・最低限このくらいなら、という妥協ライン

この2つを決めておくことで、求人票を見たときに自分に合うかどうかで判断できます。

なぎ
なぎ
求人票を見る前に、まず自分の希望する条件を整理しておきましょう。

自分にとって何が大事かの決め方は、こちらで詳しくお話ししています。

ライフプランが変われば、「良い職場」も変わる
リハビリ職(PT・OT・ST)にとって「良い職場」の条件は、結婚・出産・介護などライフプランの変化で変わっていきます。職場選びで大事な6つの要素と、自分にとって譲れない条件の見つけ方を、転職経験のある理学療法士が一緒に整理します。

求人票から分かること

求人票から分かる7つの項目(募集条件・給与・時間・休日・業務内容・組織・制度・その他)

求人票に書かれている内容は、大きく7つに分けられます。

募集条件
給与
時間・休日
業務内容
組織
制度
その他

ここからは、それぞれの欄で何が分かるのかを見ていきます。

募集条件

どんな雇用条件で働くのかが分かる欄です。

職種、雇用形態、契約期間と更新の有無、試用期間、募集人数、応募資格などが書かれています。

・正社員かパートか、契約社員なら更新があるのか
試用期間中は、給与や待遇が本採用と違うのかどうか
・応募資格に、経験年数の指定があるか

なぎ
なぎ

どの形態・条件で働くのかをチェックしましょう。

給与

求人票の中で、いちばん誤解が生まれやすい項目です。

月収の額だけを見ていると、あとから「思っていたのと違う」となりやすい部分です。

基本給・月収・年収の関係

基本給と手当を足したものが月収、月収12か月分に賞与を足したものが年収という関係を示した図

求人票で目立つのは月収や年収ですが、大事なのは基本給です。

・同じ月収でも、基本給が低いと残業代や賞与、退職金は少なくなる
・年収は幅で書かれることが多く、自分に当てはまるのは下限に近いことが多い
・気になる求人は、月収×12+賞与で計算すると、実際に近い金額が見える

給与以外の手当

資格・住宅・扶養・役職・処遇改善・通勤・寮・社宅…など

求人によって給与以外にいろんな手当があります。

なぎ
なぎ

全ての職場で手当があるわけでもなく、条件が変われば無くなることもあるので注意が必要です

みなし残業(固定残業代)

「月◯時間分を含む」=その時間までは残業しても給与は増えないということです。

逆に言えば、残業しなくても、みなし残業分の残業代が入るということです。

なぎ
なぎ

みなし残業時間と、残業の平均時間超えた分が別途支払われるかを確認する必要があります。

賞与・昇給

・賞与「年◯ヶ月」は、基本給がもとになる
・「前年度実績」と書かれている場合は、毎年同じ金額とは限らない
・昇給「年1回」だけでは、いくら上がるかは確認しないと分からない

なぎ
なぎ
月収や年収だけでなく、基本給やボーナスがいくらなのかを見ておくと、この先の見通しが立てやすくなります。

時間・休日

勤務時間や休日日数は、プライベートに影響しますので、しっかりと見ておきたいところ。

勤務時間

・早番・遅番などのシフトがあるか
・土曜出勤は月に何回あるか

休日数

年間休日105日と120日では、1か月あたり1日以上の差になります。

完全週休2日制=毎週必ず2日休み
4週8休=4週間で8日休み
→どちらも土日休みとは限らないので注意が必要

祝日や夏季・冬季休暇があるかどうか

なぎ
なぎ
年間休日数は、数字で比べられるので、見ておくと分かりやすいです。

業務内容

どんな仕事をするのかが分かる欄です。

・施設形態(病院・クリニック・訪問・デイ・施設など)
・病期や対象(載っていれば)
・訪問の場合は、移動手段とエリア

訪問リハビリでは、車か自転車か、どのくらいの範囲を回るのかで負担が大きく変わります。

組織

職場の規模が分かる欄です。

・病床数や利用者数
・リハビリ職の人数
・法人の規模や系列施設の数

ただし、リハビリ職の人数まで書かれていない求人票も多いです。
書いてあれば、1人あたりの担当量を想像する材料になります。

なぎ
なぎ

書いていなければ、後の「人に聞く」で確認しましょう。

制度

・社会保険
・退職金
・産休・育休
・時短勤務
・院内保育や託児の補助

ここで分かるのは、その制度があるかどうかまでです。

・今は使わなくても、この先のライフイベントで必要になりそうな制度があるか
・時短勤務は、子どもが何歳まで使えるかが書かれているか
・院内保育は、対象年齢や夜間の預かりまで書かれているか
・退職金は、何年勤めたら対象になるか

なぎ
なぎ

自分の状況に合わせて、必要な制度があるのかを確認しておきましょう。

その他

・勤務地とアクセス
・マイカー通勤の可否、駐車場の有無
・掲載日・更新日

掲載日や更新日は見落としがちですが、長く掲載され続けている求人には、何か理由があるかもしれません。

求人票から分からないこと

求人票から分からないこと(業務量・有給の取りやすさ・仕事の中身・一緒に働く人・職場の雰囲気・教育・産休育休・転勤)

求人票では条件が分かりますが、働きやすさに直結する中身のことはわかりにくいです。

業務量(単位数、訪問件数、残業の実態)
有給の取りやすさ
仕事の中身(リハビリの方針、訓練外の業務)
一緒に働く人(年齢層、経験年数)
職場の雰囲気
教育や研修の体制
産休・育休や時短が、実際に使えているか
転勤や異動の有無

良く求人票に「アットホームな職場です」「風通しが良い職場です」と書かれていることもありますが、この言葉だけでは実際のところは分かりません

働きやすさや良い環境かどうかの基準は、人それぞれ違います。
なので、実際に働いてみないとわからないことが多いです。

なぎ
なぎ
自分にとって良い職場かどうかの基準は、みんな共通ではないので難しいところ。

求人票以外から情報を集める

これらのことは、求人票を隅々まで読んでも出てきません。

そのため、求人票以外から情報を集めると、転職後のギャップが少なくなります。

その職場を知っている人や、転職エージェントから聞くという方法があります。

職場を知っている人に聞く

いちばん確実なのは、転職したい職場のことを知っている人に聞くことです。

得られるのは、求人票には出てこない具体的な話です。

実際の忙しさ、休みの取りやすさ、どんな人が働いているのか。

ただし、限界もあります。
一人分の見え方でしかない(偏りがある可能性がある)
情報が古いこともある
・噂として伝わっている話は、間違っていることもある

聞いた話をそのまま鵜呑みにせず、一つの見方として受け取るのがいいと思います。

転職エージェントに聞く

もう一つの方法が、転職エージェントに聞くことです。

得られるのは、複数の職場をまとめて比べられることです。

エージェントの人は、求人を出している職場と情報を共有しているので、職場の最新の様子を知っていることが多いです。

その職場に人を紹介した経験があれば、そこから分かる話もあります。

ただし、こちらにも限界があります。
扱っている求人でなければ、情報がないこともある
・担当者によって、情報の量も質も変わる
・実際にその職場で働いているわけではないので、リアリティーには欠ける

なぎ
なぎ

知り合い・エージェントからの情報は、それぞれメリット・デメリットがあります。

いろんなところから情報を聞く理由

知り合いと転職エージェント、それぞれから得られる情報の違い

知り合いと転職エージェント2つから得られる情報の種類が違います

知っている人からは、その職場の具体的な話が聞けます。
エージェントからは、複数の職場を比べられたり、最新の職場の状況などの情報が聞けます。

両方とも情報の内容が違うので、可能であれば両方から情報を得た方がいいです。

なぎ
なぎ
知り合いや、転職エージェントに求人票には出ない情報をいろいろ教えてもらうことで、転職後のギャップが少なくなり、働きやすかったです。

まとめ

求人票から分かることと分からないことのまとめ

今回は、求人票から分かることと、分からないことを整理しました。

分かること:募集条件、給与、時間・休日、業務内容、組織、制度、勤務地など
分からないこと:業務量、有給の取りやすさ、仕事の中身、人の構成、職場の雰囲気、教育、制度が実際に使えているか

ただし、求人票だけで全部は分かりません。

大事なのは、どこまでが分かって、どこからが分からないのかを知っていることです。
それが分かっていれば、分からない部分は人に聞くことができます。

良い求人情報を得るために、まずは自分の状況に合わせた優先順位を決めることが重要です。
そのうえで、分かる欄を読み、分からないことは聞いて確かめましょう。

この順番で見ていけば、自分に合った条件の求人を見つけやすくなり、転職の失敗を減らすことができます。

ぜひ、自分が職場に求めるものは何かを考えながら、一度求人票を見てください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事がお役に立てると嬉しいです。

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